赤いハートのように光沢するアンスリウムは、いかにも南国で育った植物だといわんばかりに、存在をアピールしています。
赤く色づいた部分は花に思われがちですが、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞であり、花とは全く異なります。
アンスリウムは強い日差しに弱い性質があります。強い直射日光や西日に長時間さらされると、葉焼けを起こしやすくなります。明るい半日陰になる、室内で育ててあげることが大事です。
あまり日陰過ぎても、葉はしおれ、花を咲かせなくなるので、光が差し込まない部屋ならば、一日の内に4時間程度は外に出して光を浴びさせましょう。
冬は最低でも、10℃以上の温度が保てる室内で管理しましょう。10℃をきると、育生が厳しくなってきます。
加湿を苦手とするアンスリウムは水のやりすぎに注意しましょう。5〜10月の生育期は、鉢土が乾いたタイミングで、たっぷり水やりをします。鉢底から水が流れるまでやりましょう。鉢皿にあふれた水はそのままにせず捨てておきます。
水やりも控えめにし、鉢土が完全に乾いてから2〜3日後で大丈夫です。冬の間は乾かし気味に管理します。
肥料を与えすぎてしまうと肥料焼けを起こしてしまいます。生育期の5〜10月は、固形の緩効性肥料を規定量だけ置き肥します。生育期以外の肥料は必要ありません。
花言葉は「情熱」です。