こんにちは!開花園です!
今回は、ドライフラワーの作り方をお教えします!
ドライフラワーを作る最適な時期は?
ドライフラワーを作るのに最適な時期は、湿度が低めで乾燥した
春と秋から冬がドライフラワー作りに適しています。
これから秋ににかけてどのお花でドライフラワーを作ろうか
考えるだけでもワクワクしますね!
花の種類によって、乾燥までの時間は違いますが、1~2週間でドライフラワーになります。
ドライフラワーにする上で大事なのは、干して2~3日が一番重要です。
天気予報を見て最初の数日間、晴れが続きそうな日に作業をすると、素早く水分が蒸発するのできれいなドライフラワーができますよ。
バラのように花びらがたくさん重なっているものやユーカリなどは10日から2週間くらいかかります。太い茎ごと乾燥させるにはさらに時間がかかります。
ドライフラワーになりやすい花
| バラ
バラを自然乾燥できれいなドライフラワーにするには、新鮮なバラのうちにドライフラワー作りの作業に入ることがポイントです。バラが咲き進んでからでは、花の色がきれいに出ません。バラのつぼみが固すぎるのは早すぎ、バラのつぼみが開き始めたらドライフラワーにするための作業に入ります。
バラは生花の時とドライフラワーになった時とでは、色に変化がでる花です。生花の時より黒っぽくなる傾向があり、例えば深紅のバラは黒っぽく、オレンジ色のバラは赤っぽくなります。仕上がりをイメージして選びましょう。
| 千日紅
千日紅(せんにちこう)は、生花の状態でも水分をあまりため込まずカサカサとした触感。ドライフラワーにしやすい花のひとつです。千日紅の花の時期は、初夏から秋深くまで長い期間咲く花なので、たくさんのドライフラワーを作ることができます。
長期間色褪せないので人気の花です。
切り花の場合は、水揚げをして元気がある状態の綺麗な千日紅を使いましょう。
千日紅のリースもとってもかわいいですよ!
| あじさい
ドライフラワーでも人気のあじさいは、インテリアにしてもお洒落ですよね。しかし同じあじさいでも、ドライフラワーに向かないあじさいもあります。例えば、梅雨の時期に開花したばかりのあじさいは、きれいなドライフラワーになりにくいです。
ドライフラワーになりやすいのは「秋色あじさい」
秋色あじさいとは、もともとは品種名ではなく、通常のあじさいの開花時期である初夏に咲いた花が、気温の変化などによって、時間をかけてアンティークカラーの色あいに変化した状態のことを「秋色あじさい」と言います。
アナベル、ミナヅキという種類のアジサイは水分が少なく、ドライフラワー作りに向いています。
秋色あじさいは、開花園本店でも販売中です。
(人気商品のため売り切れの場合がございます。ご了承ください。)
| スターチス
スターチスは、生花の時点からカサカサした触感で、水分が少なく、ドライフラワーになりやすい花です。
色の種類も豊富で、ドライフラワーにしても生花の色とさほど色が変わらず楽しめます。もらった花束にスターチスが入っていたら、是非ドライフラワーに挑戦してみてください。
地域にもよりますが、逆さまに吊るして2週間前後でドライフラワーが完成します。
| エリンジウム
エリンジウムは生花の状態から水分が少なく、カサカサとした質感。夏によく出回る切り花で、ドライフラワーになりやすい花です。青紫色のさわやかな色とユニークな花の形でドライフラワーの素材としても人気があります。花丈があるのでスワッグなど丈が必要なドライフラワーの飾り方にも使えます。ドライフラワーになっても、きれいに青い色が残る人気の植物です。
この他にも、 ラベンダー、ミモザ、ユーカリ、かすみ草(カスミソウ)、 桜(サクラ)、カーネーションなどあります。
ドライフラワーにしやすい植物は、もともと水分量が少なく、ドライフラワーにしても色や形が変化しづらいものが向いてます。
お好きな花はドライフラワーに向いているのかしら?など、疑問に思ったことはお花屋さんのスタッフに聞いてみましょう!
ドライフラワーの作り方
作り方にも種類があり
ハンギング法、シリカゲル法、グリセリン法、ドライインウォーター法など
花の種類によってもやり方が違います。
ハンキング法
一般的にドライフラワーのやり方で知られている方法です。手軽で誰にでもできます。
まず、花瓶などに生けていた場合は、水に浸かっていた部分を切り落とします。その後、余分な葉を落としましょう。
大輪の花は一輪ずつ、小さな花は輪ゴムで束ね、麻ひもやビニールひもを茎に結び付けます。風通しがよく、日があたらない静かな場所に、花を下向きにしてつりさげましょう。
干している期間は花の状態によっても変わりますが、大体1週間~2週間ほどつりさげておけば、自然と乾燥します。
手間をかけずに簡単にドライフラワーを作ることができる、一番気軽な方法です。
適したお花…ラベンダー・ミモザ・千日紅・ユーカリ・カスミソウ・バラ・カーネーション・芍薬・デルフィニウム・千鳥草・オレガノケントビューティー・ムギワラギク(帝王貝細工)・アンモビューム・ニゲラ・レースフラワー・ムスカリ・クラスぺディア・ケイトウ など
ハンキング法のコツ
束にするより少量ずつ吊るす
なるべく新鮮なお花を使う
風通しの良いところに吊るす
直射日光の当たらないところに吊るす
シリカゲル法
「シリカゲル法」は、花びらが多い立体的な花に向いた方法です。バラもドライにすることができ、生花の鮮やかな色が残りやくなります。
花首の2cmほど下でお花をカット。
タッパーやガラス瓶などの密閉容器に1cmほどドライフラワー用シリカゲルを敷き詰め、その上にお花を置きます
スプーンなどを使って花の上にシリカゲルを優しく振りかけ、完全に埋めます。
密閉容器の蓋を閉め、そのまま1週間置いておく。
綺麗な色のドライフラワーを作りやすいシリカゲル法ですが、どうしても茎を切らなければいけないため、アクセサリーやハーバリウムなどに使うドライフラワーとして作るのがおすすめです。
お花の綺麗な色を保つには、シニカゲル法が最適です。
適した花…バラ・桜・カーネーション・ビオラ・パンジーなど
グリセリン法
「グリセリン法」は、グリセリン溶液を使って花材をドライにする方法です。具体的に「グリセリンに浸ける方法」と「お花にグリセリンを吸い上げさせる方法」の2つがあります。「そのままグリセリンに浸ける方法」は、葉っぱや、木の実がついた枝をドライにするときに適した方法です。
グリセリンに浸けてドライにする方法
グリセリン1:熱湯3の溶液を作り、葉や実をグリセリン溶液に浸します。
ホコリが入らないようにラップなどで蓋をして、1週間ほど浸したら取り出し、液を拭き取ります。
グリセリンを吸い上げさせてドライにする方法
グリセリン1:熱湯3の溶液を作り、冷ました溶液にお花を挿して冷暗所で保管します。
1週間〜10日ほどでグリセリン溶液が葉や花びらの表面に染み出して来たら完成です!
少し手間がかかるグリセリン法ですが、お花のボリュームを落とさずに生花の鮮やかな色を残しつつドライフラワーにすることができる方法です。グリセリンを吸い上げさせてドライにする上で大切なことは、咲きはじめのお花を使うこと。元気なお花を使うことで、グリセリン溶液が全体によく行き渡るようになります。
逆に、古いお花でグリセリン法を行っても失敗してしまう可能性も。グリセリン液を吸い上げやすいように、茎に切り込みを入れておくといった工夫もおすすめです。
茎から上をつけると腐りやすいのでご注意ください。
適した…カーネーション・紫陽花など
ドライインウォーター法
「ドライインウォーター法」は、お花を少量の水に挿し、少しずつ蒸発させていくことでお花の水を抜いていくという方法。お花を逆さにせずにドライにできるため、丸い形、ふんわり感を大切にしたいお花(アジサイやかすみ草など)に向いています。
1〜5cmほど水を入れた花瓶に挿しておき、室内の風通しの良い場所に置いておきます。
少しずつ水を蒸発させ、1〜2週間ほどでドライフラワーになります。
水に挿しておくだけなので、とっても簡単な方法です。ただし完成までに時間がかかるため、ハンギング法と同様ドライになるまでに花の色が悪くなってしまうことがあるので注意が必要です。また、茎や枝が曲がりやすい植物はドライになるまでに首が曲がってしまうため、あまり向きません。
適した花・・・カスミソウ・あじさい・綿花・月桃の実など
フラワーショップ開花園では、ドライフラワーに最適な切り花を販売しております。ドライフラワーも好評販売中です!
※下記の写真はベル店内のドライフラワーです。
秋から冬にかけて、ドライフラワーが作りやすい時期になります。
お花によって作り方を変えて、楽しんでくださいね!
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