こんにちは開花園です!
植物に水やりする時に、よーく見たら小さいツブツブ状のものを見たことありませんか?それ、「アブラムシ」のかもしれません。
アブラムシとは
アブラムシは多くの植物に寄生する、体長はおよそ1~4mmほどの害虫です。アブラムシ自体が行う吸汁活動で植物が萎れたり枯れたりすることはありませんが、さまざまなウイルスを媒介します。
アブラムシは、カメムシ目のアブラムシ上科に属する昆虫の総称。植物の上ではほとんど移動せず集団で維管束(水や養分を運搬する役割をもつ、根、茎、葉っぱまで通った管のこと)に口針を突き刺して、光合成でつくられた養分を吸って生活しています。
一度に卵を産む数はおよそ30個と決して多くはありませんが、卵胎生により生まれてわずか10日で成虫になるなど成長速度を速めることで、驚異の繁殖力を実現しています。
寄生したアブラムシを放っておくと、その数はどんどん増えていき、植物の蜜や葉の汁を吸いアブラムシがお尻から出す甘露(かんろ)と呼ばれる排泄物で野菜はベトベトに。この甘露は、アリを呼び寄せるため、てんとう虫など、アブラムシを駆除してくれる益虫を遠ざけてしまう上、「すす病」の発生原因になってしまいます。
アブラムシが増える原因
「窒素分の多い肥料を与えすぎる」
窒素分の多い肥料を与えすぎると葉で合成されるアミノ酸が多くなりすぎてしまい、アミノ酸を好物とするアブラムシが寄ってきます。
「植物の株間が狭く風通しが悪い」
アブラムシの発生を防ぐには植物の風通しをよくし、まんべんなく日が当たるようにすることがポイントです。また、翅がある有翅型のアブラムシが発生すると、別の植物へと移動を繰り返すため、一気に発生してしまうことになります。
アブラムシ退治方法
直接手やピンセットで取る。他にも、マスキングテープや養生テープ、スライム(100均のお店にも売ってます)で取るという方も。
「触りたくない!」という方は、殺虫剤をオススメします。
本店では、殺虫剤・防腐剤も取り扱っております。
左から
- 草花・花木の害虫と病気を同時に防除します。
- 害虫をノックダウン効果ですばやく退治します。アブラムシには忌避作用もあります。
- 浸透移行性する殺菌成分で、病気の予防と治療に効果的です。
- 植物への展着性が良く、安定性にもすぐれた殺虫殺菌剤です
アブラムシ類、チュウレンジハバチ、うどんこ病、黒星病、白さび病、タバココナジラミ類(シルバーリーフコナジラミを含む)、ごま色斑点病、チャドクガに効きます。
※ミツバチに影響がありますので、注意して使用してください。
- 代表的な殺虫剤であるオルトランとスミチオン、更にうどんこ病・黒星病によく効く殺菌剤のサプロールを配合しており、特に害虫には、速効性と持続性を兼ね備えた手軽な病害虫防除剤です。
アブラムシ類、チュウレンジハバチ、うどんこ病、黒星病、ルリチュウレンジハバチ、ツツジグンバイ、アメリカシロヒトリ。
- 吸汁性害虫(アブラムシ等)及び食害性害虫(ヨトウムシ、アオムシ等)に効果のある浸透移行性殺虫剤です。
- 効果が持続しますので、広範囲の園芸害虫の防除に適しています。
- 散粒容器入りですので手を汚すことなく手軽に使用できます。【200g】
ヨトウムシ類、ネキリムシ類、ハモグリバエ類、アブラムシ類、アザミウマ類、ヨトウムシ類、コガネムシ類幼虫などに効きます。
- 水でうすめて株元へ処理するだけで、肥料やりとアブラムシ駆除が同時にできます。
- 殺虫成分であるジノテフランは、浸透移行性に優れ、根から吸収されて植物全体に行きわたり効果が持続します。
どれもアブラムシに効きますよ!
無農薬で育てたい方は、牛乳をアブラムシにスプレーして窒息死させたり、天敵のテントウムシを放ち食べてもらったり、やり方はいろいろです。
アブラムシがたくさん付くと、その分とるのも大変です。少ないうちに取るようにしましょう。大切な植物のためにも、水やりの時にその都度アブラムシがついていないか、葉の裏をチェックしましょう!
こんの