パルダリウムでも人気のトキワシノブが入荷しました。

トキワシノブは、シダの一種です。常に緑のイキイキとした葉を繁らせているところから、トキワシノブと呼ばれています。シノブは、「耐え忍ぶ」から。寒さにも暑さにも強く、耐え忍ぶいじらしい植物なのです。

トキワシノブは、丈夫な植物ですが、強い風や5℃以下の寒さにはあまり強くありません。シダの一種なので、湿度がある程度あって、直射日光があたらない、半日陰の場所を好みます。エアコンの風が直接当たらない、レースカーテン越しである程度日当たりがある屋内が最適です。

瓦にいれるなどして、和風の盆栽仕立てにするのもおすすめです。室内の観賞用にして、グリーンインテリアとしても良い感じです。

■水やり

トキワシノブは、シダの一種なので、多湿を好みます。特に夏場は乾燥しやすいので朝晩たっぷり水やりをしましょう。冬場は、それほど水やりをする必要はありませんが、用土やコケ玉などが乾いてきたら、たっぷりと水やりをします。

乾燥したままにしておくと、枯れてきますが、色が変わってそれはそれで風情があるという方もおられます。ただし、完全に枯れてしまう前に、水やりをして、元気を取り戻してもらいましょう。

■肥料

それほど肥料を必要としませんが、常緑のため、春から秋にかけて液肥を与えると緑が濃く、瑞々しさを増します。

■用土

トキワシノブは、シダの一種。シダは、本来は木や他の植物にくっついて育つ着床植物です。自生している場合は、土についていることはあまりありませんが、鉢植えするなら、水はけのよい土壌を選びます。土を使う場合には、山野草用の用土を選びましょう。

土でなくても、水ゴケやヘゴ板などでも育ちます。コケ玉の形で販売されているのをご覧になった方もおられるかもしれません。そのまま、鉢やかごに入れても大丈夫。流木などに、水ゴケで巻き付けたり、土以外のものにもつくので、自分なりのアレンジが楽しめるのも魅力です。