はっきりとしたウェーブがかかる美しい花型で
薄紫の色彩が上品な品種です。
香りが強く、良く伸びるので花壇の後方に植栽すると
綺麗に見えます。
美しい姿を維持するために管理を必要とする花木です。
日当たりと風通しのよい場所を好みます。
肥沃で水はけがよく、やや水もちのよい土を好みます。
病害虫は気をつけていても発生してしまうものなので、
予防的に薬剤を散布したりしましょう。
- 難易度: 品種によりかなりの幅があります
- 日照量: 半日陰で育つ品種もありますが、大抵は日当たりのよい場所を好みます
- 水分量: 水はけのよい土を好みますが、強い乾燥も苦手です
- 耐寒性: 耐寒性は強いです
- 成長速度:普通~早い 品種により多少違いがあります。つるバラは早い
- 移植:落葉期 移植はやさしい。落葉期なら大株も移植可能。ただし、つるバラの大株は新しい株を買って植えた方が現実的でしょう
- 管理:適期に剪定します。病害虫には常に気をつけます。発見が早いほど処置も楽になります
- 剪定:バラの剪定は四季咲き、一期咲き、つるバラで異なるのですが、花後に切り戻し剪定を行い、冬~早春に弱い枝を整理することを共通して行います。枝を切るときは芽が株の外側に向いていることを基本にします。またつるバラには整枝作業が必要です。
○花後の剪定:共通で花がらのついている2~3節下あたりで切り戻します。
○夏剪定:四季咲き種は2番花が咲いた後の夏(8月下旬~9月上旬ごろ)に株全体を少し(3分の2残し程度)切り戻して秋の開花に備えます。一期咲きやつるバラは夏剪定は不要。
○冬~早春の剪定:共通で交差した枝や込み合った枝、弱い枝、3~4年目以上の古い枝を基部から切り取ります。つるバラ以外は株元から出た前年のシュートを50cm程度残して切り戻し、さらに株全体を充実した芽のある位置(株の半分~3分の2残し程度)までやや強めに切り戻します。つるバラは先端を50cm程度切り戻し、3年目以上たった枝は基部から切り取ります。
○つるの整枝:つるバラの整枝・誘引は冬(12~1月)に行います。フェンスやアーチ、ポールなど様々な仕立て方がありますが、どのような仕立て方でも、なるべくつるが水平になる距離が長くなるよう誘引します。つるは無理に曲げず、なるべく緩く誘引しましょう。
上記はあくまで原則みたいなものなので品種や成長具合、株の状態などで適切変えます。結局は経験で学ぶのが手っ取り早いです - 肥料:肥料食いがよいので、植えつける穴に堆肥などを混ぜ肥沃な土にして、遅効性肥料を根から離して施します。翌冬も同じように肥料を与えます。鉢植えの場合は長く効く緩効性化成肥料を与えるほうが安全で管理もしやすくなります。肥料を好む一方で、多肥にすると軟弱に育ちやすいためバランスを取るのは経験が必要です
- 病害虫:害虫はアブラムシ、イモムシ、ハダニ、ハバチ、テッポウムシなど。病気はウドンコ病、黒星病、灰色かび病、根頭がん種病など。特にアブラムシ、ウドンコ病、黒星病が多発します。品種による病害虫の耐性の強弱も激しいです。ウドンコ病や黒星病はバラの宿命ともいえる病気なので、病気に弱い品種は定期的に薬剤をまくことも考慮しましょう
花言葉は「愛」