「部屋やオフィスで植物を育ててみたいけれど、難しそう」「枯らしてしまわないか心配」…。そんな風に思っていませんか? じつは室内で育てる観葉植物には丈夫で手がかからないものが多く、ポイントさえ押さえれば、初心者ガーデナーさんの第一歩としてもおすすめなのです。

観葉植物は耐陰性が強く、直射日光の当たらない場所でも生育するものが多いです。しかしながら、原産地ではもちろん屋外で生育するので、太陽の光が一切届かないような場所ではうまく育たないことがほとんど。照明の明るさは太陽光に比べると意外と暗いため、日光が不足しないよう注意しましょう。レースのカーテン越しに日が当たる窓辺など、直射日光の当たらないできるだけ明るい場所に置きましょう。

一般に水やりは、鉢土の表面が乾燥したら行うとよいとされています。夏は植物がよく成長し、土からの蒸発も多いので、早朝か夕方に1日1~2回、春秋は土の表面が乾いたら行います。冬は植物の成長が止まり、また土中の水分が凍って根を傷めないよう夜は避けて控えめに、土の表面が乾いてから2~3日後に行うとよいでしょう。

葉色が薄かったり、葉が黄色くなってくる場合は、土の栄養が足りてないサイン。即効性のある液体肥料を1/2~1/3程度に希釈し、水と一緒に与えてみましょう。また、植物の成長に応じて追肥を施すことも忘れずに与えましょう。