涼しげな濃青い花が特徴の常山アジサイ。
花後に付く光沢のある青い実も美しい。
梅雨の風物詩ともいえる日本原産の花木。丈夫で、日当たりの悪い環境や多湿にもよく耐えるため一般のお庭にも人気です。
- 難易度: とても丈夫です
- 日照量: 木漏れ日程度の半日陰の環境を好みます
- 水分量: 乾燥を嫌います
- 耐寒性: 寒さには強いです
- 成長速度:早い 成長は早いですが、樹高が低いので管理はしやすいです
- 移植:落葉期・梅雨 移植は容易です。落葉樹では例外的に梅雨期も適しています
- 管理:枯れた花は切り取ります。夏は散水で葉裏に水をかけるとハダニや乾燥を防げます
- 剪定:花後・落葉期 花後に花がら摘みを兼ねて、花から2節程度おいたところで切ります。落葉期には花芽を残しつつ形を整える程度の剪定とします。花をよく咲かせるには落葉期に全体を切り詰めないことがポイント。残しておきたい花芽がない枝は任意の節の上で切り取り、さらに不要な枝を株元から切り取ります。花芽は大きいので見分けられます 。大きくなりすぎて仕立て直したいときは、落葉期に根元から1~2節上で全体を切ります。姿よく花が咲くのは2年後になります
- 肥料:花後や春に遅効性の肥料を与えて株を充実させます。すでに成木になっていて、土が肥沃なら特に与える必要はありません。無理に与えると枝が多数出て形が悪くなります
- 病害虫:梅雨にナメクジやカタツムリ。夏の乾燥期にハダニ。風通しが悪いとカイガラムシなどが発生しますが、いずれも被害は軽く、悩まされることは少ないです。アオバハゴロモは白い跡が目立つので捕殺したうえで汚れを落とします
病気は炭素病がやっかいです。葉に褐色~黒の斑点が多数できます。頻繁に発生するものではありませんが一度かかると毎年発生するので、炭素病に効く薬をまき、冬に石灰硫黄合剤を散布します。環境が悪いと、うどんこ病が発生しやすいです
上記を見ると病害虫に弱そうですが、実際には普通に育てれば悩ませれることは少なく風通しを確保すると多くの病害虫は防げます
花言葉は「辛抱強い愛情」