全体に白い毛で覆われ、きらきらと光に反射する銀緑色の葉が美しく、
どちらかというと花よりも草姿や風情を楽しむ植物です。
枯れた茎の根元から芽を出して次々と四方に新しい茎を伸ばします。
やがて茎は立ち上がり、横に倒れて先端から花芽を伸ばし、夏にヨモギに似た小さな花を咲かせます。
開花した茎は成長を止め、株元に次年の芽を形成し、
そのまま落葉して、やがて地上部を枯らして休眠に入ります。
鉢植えや石付けのほか、盆栽の下草としても人気があり、好んで栽培されています。

1年を通して日なたと風通しのよい場所を好みます。
日陰ではだらしなく間のびするのでおすすめできません。

1日1回たっぷりと水を与えましょう。あまり伸ばしたくない場合は、
乾きを感じたら水やりする程度にとどめると株が締まります。
ただし、乾かしすぎると水切れし、しおれて枯れるので注意しましょう。