やさしい香りの小さな花を大量に咲かせる、中国原産のモッコウバラ。たわわに咲いた白や淡い黄色の花は、庭のアーチやフェンスを華やかに演出してくれます。ほかのバラとは違い、茎にトゲがないため扱いやすく、丈夫で育てやすいバラの一種です。
日当たりと風通し、水はけのよい場所を選んで植えつけます。半日蔭でも問題なく育ちますが、日当たりがよい場所で育てると花つきがよくなります。
植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢全体に水が行きわたるように水を与えます。このときは、鉢底の穴から水が流れ出るまで与えるのがポイント。ただし、土が濡れている状態が長く続くと根が腐ってしまうので、与えすぎには注意しましょう。
地植えの場合、基本的に雨だけで十分です。極端に乾燥する時期や、葉に元気がないときだけ水をあげるようにしましょう。
多肥を嫌う植物なので、肥料のやりすぎに注意しなければなりません。適量の緩効性粒状肥料を、花後と新芽が伸び始める早春に施します。市販のバラ用肥料を使い、多くとも月に1回程度にします。9月以降は、肥料を与えないようにしましょう。
花言葉は「愛」ですが、送る本数によって変わります。