古くから栽培されるツツジは、日本人に最も親しまれている植物の一つといえるでしょう。
栽培されるツツジは、日本に自生する野生種をもとに改良されているので、いずれも栽培は容易です。鉢植えでも庭植えでも楽しむことができます。

少なくとも午前中は日が当たる、腐植質に富んだ水はけのよい場所が適しています。日陰では徒長して、花つきが悪くなります。
鉢植えは、通年屋外で管理しましょう。夏は半日陰に、そのほかの時期は日当たりのよい場所に置き、冬は乾燥した寒風に当たらない場所へ移動させてください。

根が細く、地表近くに張るため土壌の極端な乾燥に弱い性質です。鉢植え、庭植えともに夏の高温期には乾かさないように注意し、朝または夕方に水やりをします。ほかの季節は乾いたら与えましょう。

鉢植え、庭植えともに、花後の5月から6月と、株の充実する9月下旬、休眠期の1月に、緩効性化成肥料や固形の油かすを施しましょう。

花言葉は「節度」「慎み」です。