フクシアは下向きに咲く上品な花姿から、貴婦人のイヤリングと呼ばれることもあります。

春は日当たりと風通しのよい場所で、夏は涼しくて風通しのよい半日陰で育てます。ヤシ殻繊維のマットを使ったハンギング仕立てにし、高所から吊るすと、地面からの輻射熱を避けることができます。秋になったら日当たりのよい場所へ移しましょう。

鉢土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。夏の水やりは特に重要で、涼しい午前中に行い、植物体の温度を下げるために、夕方になったら葉水のほか鉢の周囲に打ち水を行い、気化熱で温度を下げるとよいでしょう。夏と冬の水やりは過湿にならないよう控えめに行います。

夏と冬を除き、生育おう盛な株には、置き肥や液体肥料を施します。生育が衰えている株には施しません。

花言葉は「好み」です。