こんにちは開花園です!

ガーデニングや観葉植物などを育てていると、必ず悩まされるのが「虫」ですよね。

皆さんは、大事な植物に付く「白い貝殻のような虫」をみたことありませんか?

それ、放っておくと様々な病気の元になりかねません。

 

 

カイガラムシとは


分類学上はカメムシの親戚。白い貝殻のようで動きそうにない見た目ですが、立派な昆虫なんですよ。

カイガラムシは大きさや形なども様々で、体の表面が硬いタイプと、フワフワしたタイプがいます。脚は発達して動くカイガラムシもいれば、脚が未発達で動かないタイプのカイガラムシがいます。

 

 

カイガラムシは植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。基本的に種類は異なりますが、どれも吸汁加害です。また、カイガラムシの排泄物から木々にすす病菌やこうやく病が付着してしまったり、様々な病気の原因にもなります。…なんて恐ろしい子!!

 

カイガラムシが好む場所は?


狭い隙間や、葉の裏など暗くて風通しの悪い場所を好むカイガラムシなので

風通しを良くし、明るい場所に置き、剪定時に葉の裏や枝を見て、カイガラムシがいないかどうかチェックしましょう。

カイガラムシの排泄物にはたくさんの糖類が含まれているので、それに寄って来る「アリ」をみかけたら要注意です。アリがいた場合は、アブラムシやコナジラミにも寄ってきますので、見かけたときにはアリの進路を確認して、虫の有無を確認しましょう。

 

カイガラムシの駆除


名前がカイガラというだけあり種類によっては硬い殻に守られていて殺虫剤が効かない場合もあります。

薬剤が効かない以上、手で取っていくしかありません。大切な植物のため、地道に一つ一つ手や割りばしなどでつまんで退治していきましょう!

用意するのは先が尖ったヘラや、ハブラシ、爪楊枝などの細かい場所や狭い隙間に入れるものが使いやすいでしょう。カイガラムシの体液が出てくる恐れがあるため、作業の際は必ず手袋をすることをおすすめします。アレルギー体質の方は十分気を付けてください。

なるべく植物を傷つけないように、優しく取りましょう。

 

幼虫の駆除


卵からふ化した幼虫は薬剤に弱く、「オルトラン水和剤」、アクテリック乳剤などで退治できます。(住友化学園芸)5月から7月に薬剤を月2~3回程度の割合で散布しておくと、8月頃からいなくなります。

エアゾール剤の「カイガラムシエアゾール」は速効性の成分(フェンプロパトリン)と浸透移行性の成分(クロチアニジン)の混合剤でカイガラムシの幼・成虫を退治できます。

また、「ベニカDX」はカイガラムシの脱皮阻害作用のある成分(ブプロフェジン)により、成虫になるのを抑えることで退治でき、成虫に対しては産卵数を抑えたり、ふ化しない卵を産ませる作用があります。

 


 

 

成虫は見つけやすいですが、卵や幼虫は小さいために見逃してしまうこともあります。水やりのタイミングで虫がついてないかチェックしましょう。カイガラムシは、早期発見、早期防除!見つけて、駆除をしても定期的にチェックして見つけたら地道に取り除きましょう。

 

 

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