ペレニアルガーデンには必ずといってよいほど植栽される宿根草です。日本では以前から花を楽しむために植えられていましたが、欧米から葉の美しい品種が導入され、葉を楽しむグランドカバーとして用いられることが多くなりました。初夏に長い茎を伸ばして穂状のつぼ型の花を咲かせます。葉は浅く切れ込みが入ります。葉脈に沿って赤や白の斑が入りますが、葉色によっては斑の色が目立たないものもあります。株はロゼットタイプで花のない時期はコンパクトな姿です
日当たりがよい場所を好みますが、夏は半日陰になる場所が適しています。葉をメインで楽しむのであれば通年半日陰で十分
です。肥沃な水はけのよい乾燥しない土の場所を好みます。花を楽しむのであればやや乾燥した場所、葉を楽しみたい場合はあまり乾燥しない場所というように植栽場所を吟味します。少し暑さには弱いですが、地植えは乾燥しすぎなければ夏もそのまま乗り切り、鉢植えは遮光したり半日陰に移動して管理します
通常は地植えに向いており、下草や根じめ、ボーダーガーデンの前景、グランドカバーに用います。自然風や和風、洋風いずれにも向きますが、葉色が派手めのものは洋風の庭で用います。花を期待する場合はよく日の当たる場所に置きます。葉を楽しみたい場合は木漏れ日が当たる程度の半日陰の場所で育てます。半日陰でも比較的明るい場所に置かないと茎が徒長しがちになるので注意してください。
- 難易度: 高温多湿に少し弱いところがありますが、丈夫です
- 日照量: 葉焼けを防ぐため夏は遮光したほうが良いです
- 水分量: 水はけのよい場所を好みますが、強い乾燥は嫌います
- 耐寒性: 耐寒性は強いです
- 管理:花が終わったら花茎を元から切り取ります。株分けや植え替えは秋に行います
- 肥料:地植えは肥沃な土なら肥料はいりませんが、鉢植えでは春と秋に追肥します
- 病害虫:ナメクジがかじる程度です
花言葉は「恋心」「繊細な想い」「きらめき」「辛抱強さ」