花を咲かせた後にふわふわとした花穂をつけるのがスモークツリーの特徴です。遠くから見ると煙を上げているように見えることからこの名前が付けられました。

日当たりの良い環境で育てるようにしましょう。直射日光にも強く丈夫な花木なので、真夏の晴れた日が続いたときでも耐えてくれます。スモークツリーは成長速度が早いため、鉢植えではすぐに根が詰まりやすく、大きく成長すると管理することが難しくなります。
そのため、庭植えで育てられることが多い樹木です。

乾燥には強いですが、高い湿度には弱い樹木です。植え付けの直後にだけ軽く水を与えれば、庭植えの場合はその後の水やりがほとんど必要ありません。冬の時期は生育速度が鈍ることもあり、あまり多くの水分を必要としていません。

追肥は基本的には必要ありませんが、生育が悪いときや春に新芽をつけやすくしたい場合には肥料を施してあげるといいでしょう。肥料を与えすぎると大きく成長してしまい、管理が難しくなることがあるので、与える肥料の量には注意して必要な分だけにしましょう。

肌の弱い方が植え付けにスモークツリーへ直接触れると、「ウルシオール」という物質に反応してかぶれることがあります。ウルシ科の植物が多く含む物質で、スモークツリーの所属するコティヌス属やウルシ属の植物などがそうです。肌が敏感な方は、植え付けや剪定など、直接触れる機会には、念のため手袋などで肌を保護しておくと安心ですよ。

花言葉は「煙に巻く」「賢明」です。