ダイモンジソウは主に山地の日陰がちの湿った岩場や渓谷の岩上に生える多年草です。分布がかなり広いので、変種がいくつもあり、さらに地域差があるのでたいへん変化に富んでいます。
切れ込みのある円い葉は厚みがあって柔らかく、株の中心から枝分かれする花茎を伸ばして、花径2~3cmの花を多数咲かせます。名の由来は、野生品の花の形が「大」の字に似ることからきています。しかし育種が進んだ現在では、八重咲きや花弁に切れ込みが入る華やかなものが主体になっています。
風通しのよい明るい日陰で育てます。湿度は高いほうがよく、置き場の地面は土のままか、人工芝などを敷いて水をまき、湿度を高めるようにします。
庭植えは、ウェットウォールを築き、そこに鉢植え用の用土を入れて植えます。周囲にはシダや、同じような環境を好むほかの植物を植え、湿度が保たれて環境が穏やかになるように工夫します。
イズノシマダイモンジソウは花期が11月から1月と遅いため、北風と凍結を避けられる場所で越冬させます。
用土が乾かないように、常にある程度湿り気があるようにします。夏の間は二重鉢にするか、砂床に置いて暑さと乾燥から保護します。石づきのものなら水盤にのせて水を張っておきましょう。
全店にて各24ポットの入荷です。